144Hzのモニターの利点と欠点~合う人もいれば合わない人もいる~

 

f:id:Kumagai:20181103003857j:plain

 

こんばんは、ご機嫌いかがですか、クマガイです。

 

 

皆さん、144Hzモニター使っていますか?

 

 

Hzってなんだよ

 

と言うかそもそもの話144Hzって何なのか分かりますかね。

普段は「144Hz」の言葉自体を聞く機会がないですよね。

144Hzモニターとは簡単に言えば

 

「1秒間に144枚の紙が動く画面」の事を指します。

 

普段、皆さんが使っているテレビは「60Hz」で動いています。

つまり「1秒間に60枚の絵が動く画面」に設定されているはずです。

大抵のCMやバラエティ番組はハイビジョンカメラで撮影されていますので

比較的不快に感じないような画面の動きをしているかと思います。

 

テレビで放送されている映像であってもHzが低いコンテンツもあります。

例えば昔のCMや映像などは機材の関係でHzが低くなりますね。

そして最新のものであっても「映画」に関しては昔からの決まりで、

「24Hz」で製作しています…ですのでテレビでも「24Hz」固定です。

 

コンテンツによってHz、つまりフレームレートが異なるのです。

ですが一部例外であるコンテンツがあります。

 

それが「ゲーム」です。

 

ゲームとfpsについて

 

ゲームをする時、解像度の次に気にするのはフレームレートです。

フレームレートは略語でfpsと表します。fpsと言う単語ね…

ゲームのジャンルにFPSファーストパーソン・シューティングゲーム

なるジャンルが存在しているので言い分けで非常に難しい…

 

経験したことある方ならばイメージしやすいと思いますが、

何かゲームをプレイしている時に「処理落ち」と言う現象を

味わったことはありませんか?あのガクガクした状態。

普段は「60fps」「30fps」のどちらかで動作していると思います。

 

www.weblio.jp

 

 

が。

 

処理落ちするとフレームレートが急激低下しているのです。

計測すれば恐らく「10fps」程度しか出ていないはずです。

あの処理落ち状態で楽しくゲームをプレイできますか?

9割どころか、ほぼ100%の方が「出来ない」と答えるでしょう。

 

ゲームは最低限でも「30fps」で動いている必要があります。

ではゲームをする際「30fps」だけで作動すれば良いという訳ではなく、

ゲームをするジャンルに関わらず見やすさで言えば「60fps」

特定のジャンルでは「60fps以上」出てる方が良い場合があります。

 

ではどんな時「60fps以上」出た方が良いのか。

 

レースゲームやFPS格闘ゲームで勝てる

 

どんなゲームでも基本的にフレームレートが安定していると◎ですが、

特に高いフレームレートで安定して欲しいゲームが、

 

 

の3つになります。

 

ゲームのジャンルは多岐にわたります。

例えば上記以外にもシミュレーション、パズルゲーム、

アドベンチャーゲームロールプレイングゲームなどがあります。

しかしこれらは全然fpsを気にしないゲームですよね。

 

パズルゲームが必要以上に滑らかな動きをする必要はありませんし、

ロールプレイングゲームに関しても同様に考えられますね。

 

しかし、先程挙げた3つのジャンルは普通のゲームよりも、

「1分1秒が争われるゲーム」になります。

レースゲームはカーブの曲がりにすぐ反応しなければならず、

格闘ゲームは相手の動き、自分の動きにいち早く反応する必要があります。

 

家庭用ゲーム機、PS4XBOX ONEは皆、環境が同じに統一されていますが

PCはユーザーによって環境がガラリと変わっていきます。

簡単に言えば「30fps」と「144fps」との違いによって格差が出ます。

どちらが有利になるかは考えなくても分かりますよね?

 

つまり

 

 

の3つはfpsの違いによって勝利を生むと言っても過言ではありません。

 

ゲーマーならば1度は体験したい

 

あと、単純なお話にはなりますが、ゲーミングPCを持っているならば、

誰でも体験してほしい感覚と思っています。

価値観が変わるかどうかは人によりますが、普段自分が見ているモノよりも、

高フレームレートになる事でどう変化していくのか知ってもらいたいです。

 

高フレームレートは俗に「ヌルヌル」動くとは言いますが、

まさにヌルヌル動く表現は正しいと僕も感じていますね。

一度そのように動いているゲームを見ると今までのモノが物足りなくなる。

そんな体験もしてしまうはずなのです。

 

ゲームに対する情熱や愛情は変化しないモノとは思いますが、

ゲームに対する価値観は必ず変化するはずです。

 

144Hzモニターの利点

 

ずっと書き続けてはいますが、改めて144モニターの利点を話すと、

 

  • かつてない程の滑らかさを味わえる
  • ゲームの品質が高くなる
  • 対戦ゲームで勝てるようになる

 

の3つの利点を感じることが出来ると思います。

 

かつてないほどの滑らかさを味わえる

 

普段皆さんが見ているテレビは「24fps~60fps」と書きました。

その感覚を思い出してほしいのですが、どんな感じでしょうか。

その場に人がいたり、モノが動いたりする感覚があるとは言え、

現実味を帯びている映像かどうかは全く別問題ですよね。

 

皆さんの目によって評価基準は変化するとは思いますが、

 

僕らが現実の世界で見ているモノや人、動物などはヌルヌル動くと

感じた事すらないですよね?画面上の映像だからこそ感じれます。

そのくらい現実世界で動いているモノのフレームレートは高いです。

プランク時間と言うらしいですが、読んでも分かりませんでした(笑)

 

それを体感するのは不可能ですが、垣間見ることは可能です。

それが「144Hz/fpsだと考えています。

…ただ、もの凄くシラケた話をしますと、人間が感じ取れるfps

それは最大でも200fpsとも言われています。しかも鍛えての話。

 

ただ、自分が体感したことのない感覚を味わえるのは確かです。

普段から普及している映像が144fpsあれば別なんですけどね。

 

ゲームの品質が高くなる

 

意外と知られていないことですが、フレームレートが向上することにより、

 

「ゲーム全体の品質が向上」します。

 

解像度、画面の精細さを決める粒のようなものと、

その解像度のクオリティを決めるアンチエイリアスやら何やら。

難しい話をするとキリがないのでお話しませんが、

画面の質を向上させるためには画質設定が重要です。

 

その画質向上の項目にはfpsは恐らく入れる方は少ないと思います。

ほとんどの人はfpsを別枠として扱っている感じですね。

ただ、先程の文を読んでいただければ何となく言いたい事は分かりますか?

高フレームレートで動くことによって現実味を帯びる。

 

つまり現実の動きに近い映像を流せれば綺麗に見えるのです。

 

画質の設定や解像度の設定は勿論映像をつくる上で重要ですが、

「現実味」を帯びさせて、ゲームとは思えない動きをさせる事。

それを踏まえると「フレームレートの向上」は重要になります。

言葉で書き表すのが非常に難しいので体験してもらうのが一番。

 

同じ画質設定のゲームを144fpsのモニターと60fpsのモニター2つを並べ、

比較した映像を見てみましょう。残念ながら皆さんの見ている端末は

恐らく60fpsで動いているものと思われますので今すぐには無理ですが、

お近くのPCショップなどで見れば一目瞭然です。

 

一応30fpsと60fpsの動画を載せておきますね。

この2つだけでも大きな違いがみられるのに144だとどうなるのか…

 

www.youtube.com

 

144Hzモニターの欠点

 

ここまで良い事尽くしで書いてきた144fpsのモニターですが、

僕はそこまで144Hzのモニターを推奨している訳ではありません。

 

「え、お前ここまで語っといて何を…」

 

と感じることでしょう。

僕もここまで書いておいて何言ってんだこいつって思っています。

 

ただ、144Hzモニターであっても必ず正しい結果を招くわけではなく、

むしろ人によってはマイナスに感じてしまう事もあります。

ちなみに僕はこの欠点の方が優勢になってしまっているため、

そこまで144Hzのモニターを勧める事が出来ずにいます。

 

少なくとも現時点の判断で下す場合によりますが…

 

他のモニターよりも高い

 

まず普通のモニター(60fps)よりも確実に値段が高いです。

同じインチや同じ解像度のモニターであっても、144Hzがつくだけで

144Hzなしと比べて2倍以上の値段設定になっています。

数万円台ならばまだ許容できそうなポイントですが…

 

元から数万円するようなモニターが144Hz化されることによって、

値段が何十万円まで跳ね上がることも多々見られます。

最近は特にスペックの高いモニターがたくさん売られていますので、

たかだかモニター如きにここまで払うか…!と言うくらい高いです。

 

確かに高機能&高性能化はされているとは言え、

それで数万円上がってしまうならば少し求めにくくなりますよね。

それだけで144Hzを「家」で体験する人が減ってしまいそうです。

購入者はいつでも低価格帯を求めていますからね。

 

散々勧められたあげく、倍近い値段がするならば遠慮しますからね…

 

PCのスペックが求められる

 

これも金銭的な負担が大きいという点では上と一緒な気がします。

理想的に見える144Hzモニターですが、こちら普段使いならまだしも

ゲームを満足にしたい!と考えているならばそれ相応の対価が必要です。

非常に高スペックのPCが1台必要になってくるんですよね。

 

つまり、「パーツの値段が高いためかなり高額化」するのです。

 

やっと今出回っているゲーミングPCであっても、

144fpsで安定して動作するようになってきてはいるものの、

ゲームを動かすためのパーツが1つ「140000円」してしまっては…

いくらゲームのためとは言えそこまでの大金は出しにくい。

 

昔リリースされたゲームならばまだ144fpsを出すことも可能ですが、

最新のゲームとなると下手すれば60fpsすら届かないと思います。

レトロゲームをプレイするのが趣味と言えば話は別になりますが、

ほとんどの人は最新のゲームを滑らかにプレイしたいはずです。

 

特に毎年リリースされているFPSゲームならば落ち目も早い。

皆こぞって次のタイトルに移行してしまい、あっという間に置いてかれ、

少ないユーザーの中で寂しくプレイしていく事となるでしょう。

そんな悲しい結末には皆なりたくはないものです。

 

ゲームプレイの疲労が大きい

 

ここの項目は人によってバラツキがあると思われます。

 

僕も一時期は張り切って144Hzのモニターを購入していました。

帰って早速FPSゲームやアクションゲームをプレイし、

滑らかな動きに感動しながら設定を色々弄っていましたね。

そうやって楽しみながらプレイしていた矢先。

 

「あれ…なんか疲れたな…」疲労感を感じました。

 

今まで長時間ゲームをプレイして疲れることは多々ありましたが、

この時はたかだか1時間プレイしていただけなんですよね。

たった1時間プレイしていただけでとんでもない疲労感。

今まででのモニターではあり得ない症状だと感じました。

 

このままでは何か気持ち悪い感じだったし嫌でしたので、

いつも使っているモニターで同じゲームを同じ時間プレイしました。

すると何と不思議な事か。全然疲労感は溜まらないどころか、

何も感じないままモニターを見続けることが出来ました。

 

せっかく買ったモニターでしたが、ほぼ使わなくなりましたね…

あまり安い物ではなかったので非常に残念でした。

 

144Hzモニターが正義ではない 

 

最近のブームとして144Hzモニターが推奨されがちですが、

からしてみればまだまだ普及するには程遠いと感じています。

確かに144Hzの世界は素晴らしい映像を作り出しています。

ただ、それに対するメリットがまだ断定できないのが現状です。

 

しかし、だからと言ってモニターを安くしろとは言えないですし…

高性能のPCパーツを安くしろとも言えるわけありませんし…

皆さんも含め、僕がもっと買って需要を高めれば安くなりますが、

PC、しかもゲーム分野に限った話ですからそう簡単に行くか…

 

加えて144Hzのモニターを購入しても僕と同じように

モニターの特性が合わない方も必ず出てくるものだと思います。

性能による人体への影響も考えて作成もしていかなくてはいけません。

そう考えるとまだまだ普及していくには時間が掛かると思います。

 

うん…

 

ちなみに僕は144Hzのモニターは売却いたしました。

まだ僕には144Hzのモニターは早すぎたようです。

 

しかし懲りずに4Kモニター買おうとしてるんですけどね(笑)

 

以上、クマガイさんでした!!

 

面白かったら☆お願いいたします!!!

 

kumagai114514.hatenablog.com

kumagai114514.hatenablog.com