「安心お宿」は本当に安心で安全なカプセルホテルだった～in 新橋汐留店～
こんばんは、ご機嫌いかがですか、クマガイです。
皆さんカプセルホテルはご存じですか？
ホテルと言えば最近はたくさん種類が増えましたよね。
例えばビジネスホテル。高い値段設定をされているモノもありますが、
基本的に1ヵ月前から予約をしていれば安価で泊まることができます。
安いときには3000から4000円ほどで泊まれることも少なくないですよ。
そして普通のホテル、1泊20000から青天井までの値段設定。
果たして僕がこんな高級ホテルに泊まれる日は来るのでしょうか…（笑）
あんまり高級すぎると落ち着かないのでやっぱり出張の味方、
ビジネスホテルに泊まるような事が社会人になっても多いと思います。
しかし、建設業の父親からよく聞く話なのですが
「1カ月、何カ月も前から決まる事もあれば急に決まる仕事もある」
取引先企業の都合や現場の管理やら何やらが変更されることも少なくなく、
急に当日宿探しをしなくてはいけない状況があるらしいのです。
そんな時、役に立ってくれる存在がカプセルホテルです。
長いので「安心お宿」だけ見たい方は
カプセルホテル云々は抜かしてください。
カプセルホテル
そもそもカプセルホテルって何なのか知らない方も多いですよね。
「名前は聞いたことあるけど…狭いホテル？」くらいだと思います。
カプセルホテルはビジネスホテルのようにたくさん存在しており、
特に土地が高い都市圏に多く、お客さんも国籍問わずに宿泊しています。
歴史を見れば意外と古くからあるようで1979年からあったそうです。
カプセルホテルの形状はかなり簡素なものとなっております。
大人1人がすっぽり入るくらいの大きさで、その中に寝具が引かれています。
その他、照明や換気扇、目覚まし時計、小型のテレビなどなど…
一応その中だけでも生活できるような物は揃っている形。
また、施設によっては宿泊するためのカプセル以外にも
サウナ店や温泉場であれば入浴ができたり、食事ができたりします。
カプセルホテル…と聞くと、とても雑なものに聴こえますが
実はそこまで養豚場の豚のような扱いをされるわけではないのです。
カプセルホテルの施錠
僕も入ってからビックリしましたが、
実はカプセルホテル自体には
「鍵の施錠をする場所がない」のです。
つまりドアや仕切りだけです。
ビジネスホテルにはどんなところであろうが、日本の場合は施錠出来ますね。
ただ、カプセルホテルはある事情によって施錠する事が出来ないのです。
それが「法律」です。
上のリンクに書いてある通りなのですが旅館は「旅館営業」、
ビジネスホテルやホテルは「ホテル営業」になります。
山小屋やスキー小屋のような大人数で泊まる施設は「簡易宿所営業」、
カプセルホテルは「簡易宿所営業」に相当します。
言ってしまうならば、カプセルホテルはホテルですが
「ホテルではない」のです！
カプセルは原則として「家具」と扱われているのです。人間がいますが（笑）
家具に鍵をつけて施錠が出来ると「旅館」になってしまいます。
すると、法律上の条件が発生しカプセルホテルでは条件をクリアできません。
簡単にまとめると「営業する上での違反になる」から施錠出来ないのです。
旅館扱いではルールを守れずに経営できなくなってしまうから。
長々しく書くとめんどくさいですからね（笑）ここはブログなのでいいですが
泊まりに来たお客さんも難しいモノなんて見たくはないでしょう…
こちらのサイトで中々詳しくまとめていらっしゃっています。
この際なので知っておいても損はないかもしれません。
じゃあ物預けられないじゃん！どうしたらいいのよ！
ロッカー（宿泊施設による）
と言う事で各施設が設置しているモノが「ロッカー」になります。
ロッカーならば宿泊する法律なり施錠するなりは全く関係ないので
いつも通りの使い方、「モノを入れて施錠」することが出来ます。
そうすることによってお客さんの大事なものを預かっているんですね。
ただ、こちらのロッカー…どこの宿泊施設であろうが一緒ですが
失くしたものは自己責任になります。当たり前のことですね。
ですので施設によっては貴重品の預かりに関してはフロントに預けたり、
貴重品ロッカーが別途で用意されていることが多いです。
あくまでも一部の店舗になりますが。
僕がカプセルホテルに泊まるようになった経緯
非常に長いのでこちらの記事をご覧くださいませ。
本当に大変だったんですよ…（笑）
ですがこんな間違いをしてしまったからこそ安心お宿を見つけられました。
嬉しいと言ったらいいのやら悲しいと言ったらいいのやら…
安心お宿～新橋汐留店～ 宿泊レビュー！
まずこれだけは言っておきます。
「最高」でした。
いや、まず見た目にビックリしたのが建物の長さでしたね。
どこかのビルの何階かを借り上げて経営しているものだと思っていたので
ビル全部を使っているため宿泊者意外とのすれ違いがなく過ごしやすいでしょう。
ホテルって大体そういうものだとは思いますが何と言っても、
今回は「カプセルホテル」と言う僕にしてみれば物珍しい。
ビルはパッと見、変な形態や奇抜な見た目をしておらず、安心いたしました。
ですが、目立つデザインをしているので大通りに出ればすぐわかりますよ。
僕はある失敗をしたので浜松町駅から歩いて探しましたが
新橋駅だと徒歩4分ほどで来ることが出来るそうです。
いや240秒ですか（笑）
駅近の所にあると言うのはありがたいですね。
JRがある浜松町駅からでもそうですね…
土地を知らないので時間は掛かりましたが10分ほどで着きました。
何回か訪れている方ならば「国道15線」の道もご存知でしょうから
特に迷ったり、分からなかったりすることはないと思います。
国道15線沿いに大きなホテルが立っているので、そこです！
受付が外国人の方にビックリ！
僕は基本的に北海道に生息していることがかなり多めですので
こちらに来てコンビニの店員さんが外国人の方ばかりでビックリしました。
日本語が怪しい部分もありますが全然聞き取れる感じでさらにビックリ。
恐らく日本へ留学していらっしゃる学生さんだと思いますが立派（他人事）
僕がフロントに来た時に対応してくれたのが「Hさん」と言う方でした。
第一印象は大事とは言いますがそのHさんが素晴らしかったのです。
もちろん、母国語ではないと思われます日本語で接客は勿論。
カタカナ英語も日本人に伝わるような発音でお話してくださいました。
説明を聞いて分からない事があり、その都度質問も結構しましたが
嫌な顔一つせず丁寧に答えてくださった姿がとても印象に残っています。
私用でハサミを使いたかったので要件を伝えるとすぐに出してくれました。
その他日本人スタッフの方も素早く対応してくださいましたね。
スタッフは◎です！
安心安全！フロント&ロッカー
最初見た時には横幅がかなり狭いロッカーだったのでかなり驚きました。
「こんな…スペースで物なんて入るのか…と言うかスーツ…」
そう！僕はこの日スーツを着て出掛けていたので脱がなくてはいけません。
ただ、そのためにはそこそこの長さとハンガーがなければ…
安心しました…流石終電逃しや宿泊先が見つからない社会人の味方。
少し狭くなってはいるもののハンガーも3つほど用意されているため
問題なくスーツを掛ける事が出来ました！
それとビジネスバッグ、こちらも横で入れる事は不可能ですが
縦置きにすることでOK、ベルト、革靴などなど…ビジネス用具は問題なし！
ですが大きな問題が…僕、旅のお供にキャリーケースを持ち歩いていました。
それが結構デカいサイズのキャリーケースでして…
こんなサイズのものは勿論、ロッカーの中には入りません。
しかし、ここが「安心お宿」の安心ポイントだと思います。
実はキャリーケースを「フロントに預ける」事ができるのです！
パンフレットより
更衣室が2Fにありますので1Fフロントまで降りていくのが非常に楽です。
あまりに荷物が重い方のためにもしっかりエレベータもあるんです。
…なんか粗さがしのように悪い所を探そうとしていますが、
今のところ更衣室で困ったことが一切ないんですよね（笑）
とても痒い所に手が届く設計になっております！
素晴らしい配慮がされている入浴所
パンフレットより
当たり前の事と言えば当たり前の事なんですけどね。
どうしても泊まる人数が多いとマナーが酷いお客さんもいます。
ただ、そうならないように予めホテルのカウンターでこのような
ホテルパンフレット（資料？）が手渡されるんですよね。
安いホテルだからと言って、乱暴は許されるべきでは断じてありません。
少しでもそうならないために、でもなるべくキツイ言い方にならないように。
そんな感じで注意喚起しているパンフレットだと感じましたね。
確かに共同の入浴所なんだからイラストに書かれてる行為は迷惑…
特に泥酔している、髪染めは知らないで入る人もたくさん居そう…
急に泊まる事になったビジネスマンなので酔っぱらいたくもなるでしょうし…
次の日のために白髪をなくそうと髪を染めるなんて事もありそう。
ですので予め注意してくれることでお客さん同士のトラブルも避けられますね。
パンフレットより
ちなみに温度は40度行くか行かないかくらいの温度で、
北海道住みの僕としては少しぬるく感じましたがここは致し方なし。
全員が平均に気持ちよく入る事が出来る入浴所にする心がけで好印象。
昔ながらの銭湯って異常に熱い温度しかない所もありますから（笑）
お風呂の写真はさすがに撮れませんでした…
Googleヤバすぎ…まさにこの通りのお風呂でした。
驚愕！フリースペースの自由さ！
忘れていましたが「安心お宿」には「各階にWi-Fi」が飛んでいます。
それがどうした、と感じる方もいらっしゃると思われますが
実はWi-Fi、多くの人数が一斉に接続を行うと速度が低下します。
そうならないために各階でWi-Fiを分けているのは非常に嬉しい。
1階はスペースの関係上受付のみとなっておりますが
そのかわりに9Fではフリースペースが設けられています。
Googleのマップに表示されている通り、結構な数の机があり、
そして何と言っても各々の席にはしっかり電源や有線LAN接続箇所がある！
無線は飛んでるけど有線はないという施設は都内のカフェにもあります。
有線ではないと動画のアップロード、ダウンロードが遅く精神的に悪い…
ですが有線LANがある事により、安定した&高速な通信を楽しめるのは◎
そして何より！！
パンフレットより
「飲み物が無料で飲めてしまう！！」
これは…僕が所属するゼミ生に聞いても今までにない事例でした。
値段の高い所はあれど、それはカプセルの中が広かったり綺麗だったり…
設備面での高額化は結構あるらしいんですよね。
しかしフリードリンクは中々味わえない珍しいサービスのようです。
「フリードリンク」と言うサービスは素直に素晴らしい部分です。
コーラやコーヒー、オレンジジュースから紅茶まで。
様々なドリンクを紙コップに入れて飲むことが出来るので嬉しい！
ですがアルコール類とお菓子類はもちろん有料となっております。
が！驚くべきことに。
実はこちら、時間帯限定にはなりますが
「ワイン」を「無料で」飲めます…！
時間帯限定とは言え、一応飲み放題になっているようです！
僕は残念ながら次の日、かなり大事な案件があったため飲めませんでしたが
次回泊まるような事があれば是非飲んでみたいです…ワイン好きなんです…
意外と静か、カプセルのなか
ここまでの施設の充実さは良かったものの、肝心のカプセルがアレでは意味なし。
お手並み拝見…と言ったところですね。
物の比較として僕が所有しているThinkPadを置きましたが…
僕が想像していたカプセルホテル像とはかなりかけ離れていました！
- カプセルなのにとても空間が広い！
- 大型のテレビが設置してある！
- 軽めのヘッドフォンが備え付けてある！
- HDMIminiのコードが付属している！
- 布団が下手なビジネスホテルよりもフカフカ…
- USB端子口1個、電源口2個も設置してある！
- 空調管理をすることが出来る！
など！ありとあらゆるメリットだらけではないですか！
正直なところ、「どうせただ寝るだけの場所だし…」と考えていました。
ただ、これだけ快適な空間になってると泊まる方も楽しい！
特にテレビがBSに繋がった事も凄くプラス！（ファイターズが見れた）
ゼミ生や親にも「狭いと思うよ」と心配されていましたが
実物の写真を撮って見せると
「え、広いね」の反応ばかり。
確かに僕も寝てるときや座っている（そもそもあぐら座りが出来る）時に
カプセル内での息苦しさのようなものは全く感じませんでした。
そして布団も全然固くなく、そして柔らかすぎもせず。
非常に寝心地の良い寝具でした。スマートフォンの充電も出来ますし
万が一ケーブルを忘れた人のために3種類端子があるケーブルも。
何と言えばいいのかわかりませんが…とても抜かりがないと思います（笑）
カプセルホテル内での注意事項 パンフレットより
そして事細かに書かれている注意事項の数々ですが、よく見てみますと
いびきを抑えるための「ノーズガード」や騒音に備えた「耳栓」
貴重品類は必ずロッカーに入れるように注意喚起している事など。
自分にとっても相手にとっても快適に過ごせるように気配りが見れます。
ちゃんと携帯電話で通話したい時の場所も指定しているのも◎（+100点）
贔屓やそんなもの関係なしにカプセルホテルの枠組みの中では
満点をあげても良いくらいの出来なんじゃないかなと感じましたね。
カプセルホテルの項目に施錠出来ない理由を書きましたが
全部書くと非常に長くなってしまうので「条例により施錠出来ない」と
とても簡素に書いてあります。仕方ないところですね。
理由が気になった方は上、カプセルホテルの章を読んでくださいませ。
充実のアメニティ&設備
まだまだあります。「安心お宿」の充実しているところ。
各階の洗面所、8F入浴所、9Fフリースペースのあらゆるところに
これでもか、と言うほど置かれているアメニティの数々です！
シーンを入れて話した方が分かりやすいと思いますので例を出しますね。
- 「あ、やばい…洗面所にあった髭剃り忘れた…」
大丈夫です、各洗面所&風呂場にしっかり設置されております。
- 「あ、歯磨きしたいけど…風呂場だからないよね」
大丈夫です、風呂場の洗面所に数が尽きぬように置かれています。
- 「シャンプーとリンス…業務用のモノはなぁ…」
大丈夫です、市販で売られている洗面具も置かれています。
- 「タオルは入浴のタオルじゃなくてまた別で欲しいな…」
大丈夫です、フェイスタオルが設置されています。
- 「寝癖がついてるけど、風呂に入るのはめんどくさい…」
大丈夫です、寝癖を直すためのスプレーもあります。
ついでに臭い消しスプレー、シワ取りスプレーもあります。
- 「入浴後のケアオイルがあればいいなぁ…」
大丈夫です、ケアオイル、洗顔、乳液、化粧水全部おいてあります。
など、僕が泊っている時に困るシーンがいくつかありましたが
これらのアメニティグッズが全て解決してくれました。
本当に嘘じゃなくて、「安心お宿」では左右どちらかを向けば
大抵そこら辺に困った時使うであろうアメニティグッズが置いてあるのです。
散りばめられてるオチャメ
ごめんなさい。
この表示板を見た時、「あ、これはカメラで撮らなきゃ…」と思いました（笑）
ごめんなさい…こんなに素直に謝ってて、かつカエルのイラスト。
エレベータが遅い事を面白い形でフォローしているな、と感じました。
エレベータが遅いことを謝罪すると同時に支配人オススメの本。
ここで長ったらしい本ではなくていきなり開いたページでもわかる本。
確かにこれだとエレベータを待っている時間でも思わず読んでしまいそう。
遅い、遅いとは言っても1分程で来ますのであっという間ですね。
？？？こんな所でごめんなさい？？？思わずこちらも「いえいえ…」
普通のホテルは張り紙にありきたりのつまらない文句が書いていますが
思わず見てしまうような文章ですので最後の「24時間無料サービス」まで
トイレ中にも関わらず全て見てしまいましたね。
初めて泊まった「カプセルホテル」
実は文章で何となく察していただけていると思いますが初カプセルなんです。
生まれて初めて「カプセルホテル」に泊まったんですよね。
なので不安しかありませんでしたし、何なら不満要素だらけなんだと。
そう思いながらここの宿を当時、予約した記憶があります。
- 本当にキャリーケースは預けてくれるのだろうか
- 本当に鍵が掛からなくても安心できるような構造なのか
- 貴重品とかは本当に安心、安全で預けられるのか
- シャワーだけで入浴所なんて設置されていないんじゃないのか
- ヤバい客ばかり泊まっていてタバコの煙だらけじゃないのか
- そもそもスタッフなんているんだろうか
本当に不安しかなかったんですよ。
当日なのにもかかわらず他のホテルよりも5000円以上安価だし
残り何室なんて表示もなく、予約票の表示には〇と言う印だけ。
そんな…明らかにヤバそうな感じしかしないじゃないですか（笑）
しかもその日は台風でしたし…
カプセルホテルを予約するにもかなり勇気を振り絞ったと言うか
もう追い詰められていたので半ばヤケクソになっていたと言うか…
初のカプセルホテルなのにこんな急いでとって良かったのか…
色んな思いが混じりながら探し当てたカプセルホテルでしたので。
ま、不安や疑いは全部晴れてしまいましたが（笑）
下手なビジネスホテルより大満足！
レビューの最初に「最高」でした。と書きました。
最高の理由が少しでもわかって頂けたのならば幸いです。
僕自身、何回かビジネスホテルに泊まっていますが、
カプセルホテルがここまで充実していたものとは思いませんでした。
いや、「安心お宿」がここまで安心&安全とは思いませんでした。
ちなみにカプセル内のチラシなのですが…ただでさえお得に泊まれるのに
次回からさらにお得に泊まれる特別なチラシが入っていました！
是非皆様にもカプセル内のチラシを手に取って見て頂けると嬉しいです。
ちなみに当日しっかり泊まったことを証明する領収書です。
5180円で1泊する事ができました。カプセルホテルの常識は
狭い、危ない、不便の3つだったと。
少なくとも「ここ」に泊まるまではそう思っていました。
それを覆す魅力がこの「安心お宿」にはあると自信をもって言えます。
東京都内に泊まろうとして、少しでも安く、でも充実した宿にしたいのならば
僕としては「安心お宿」一択だと、他の方が泊ってもそう言えるのかなって
記事をまとめている時にも改めて実感しました。
カプセルホテルの偏見を捨てて、一度泊まってみませんか？
面白い経験が出来ますよ。
以上、クマガイさんでした！！
面白かったら☆お願いいたします！！！
